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    「奴隷のいるオダリスク」の世界

    • 2013.02.16 Saturday
    • 20:16


     僕です。今日手に取ったのはアングルの画集で、開いたページは1842年に描かれた「奴隷のいるオダリスク」です。
     アングルといえば連想する画家が二名、その師であり新古典主義を掲げたダヴィッドと、これと対立するロマン主義の泰斗であるドラクロワです。
     このことから、アングルとドラクロワは画壇においてライバルであり、彼らによってアカデミックな新古典主義と、現実に目を向けたロマン主義の対立、これまでは一本の横糸でしかなかった芸術運動の、その代理戦争が繰り広げられます。
     さて、そんな中この「奴隷のいるオダリスク」を一つとって、面白いことが思い浮かびます。それは、対立関係にある二人に見え隠れする友情のようなものです。
     事実、そのようなことがあったかどうかまでは解りませんが、僕がこう思ってしまうことこそが、僕にとっての事実なのです。
     オダリスクといった横臥する裸婦は、アングルが多く用いた主題です。しかしこの作品にはそれだけでなく、佇む奴隷や、西洋風の帳場格子のようなもの、裸婦の側で東洋風の楽器を奏でる侍女らしき女が書き添えられており、これらオリエンタルを醸す要素は、ライバルであるドラクロワの得意とする分野でした。
     無論、この時分に折衷主義が流行しつつあったということも加味しなければなりませんが、とはいえ、ドラクロワに歩み寄ったアングル、即ちロマン主義を受け入れつつある伝統と換言できるのではないでしょうか。
     もしかすると、こういった東方趣味に知悉であったドラクロワに、彼は色々と相談したのかもしれませんね。であるならば、二人の間に友情の類があったのではと考えるのも、面白いものだなと僕は思うのです。

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